こんにちは、無知の知晴れのアヲノ旗(@tenrouseika_2)です。
先日、勉強法について、素晴らしいツイートがTLに流れてきました。
勉強の仕方ってみんな色々スタイルがあると思うけど、私はこんな風にやってるよ、という漫画。
大学受験でこの方法にたどり着いて以来美容も人間関係も、全部こんな感じで勉強してます
もしかするとみんな自然にやってる方法かも?
スタートの切り方が大事かなと。#エッセイ漫画 #勉強垢 pic.twitter.com/qLDYLUGohe— 描き子 (@kaqico) September 27, 2019
この中で、私が現在、実践している方法。それは、「同じジャンルの本を5冊以上読む」です。
新しいジャンルに触れる時は、これがすごく効果があるんです。
それでは、まずは、「同じジャンルの本を5冊以上読む」ことのメリットから見ていきましょう。
同じジャンルの本を5冊以上読むメリットとは?
それぞれの意見を比べることができる
あることに関して、著者によって意見が違うことがあります。例えば、「ダイエット」。脂肪を減らすには有酸素運動がいいと主張するAさん、ボディメイクには筋トレが有効とするBさん、どちらも大事だと主張するCさん。
これらは「ダイエット」という大きなくくりの中にありますが、性質は異なります。綺麗なボディを作りたい、という人がAさんの著作だけを読んで実践すると、とても遠回りになってしまいます。
いくつかの意見を読んで、どれが自分の目的に合っているか、検討できるというのは大きなメリットです。
ジャンル全体を見渡すことができる
ジャンル一つとっても、概要を説明している入門本や、より専門的な中級本、専門家が扱うような上級本があります。初心者がいきなり上級本に手を出した場合、理解ができず投げ出してしまいます。そして、「自分にはこのジャンルは合っていないんじゃ」と思いがちです。でも、ちょっと待って。それって、単に基礎知識が身についていないだけかもしれません。
「文中に分からない単語がない」レベルの入門本を読むことが大切です。徐々にステップアップしていきましょう。
さらに、一冊の本だけでは賄えない領域も見渡すことができます。
例えば、「恋愛」。片思いを成就させたい、と恋愛本を読む人は、「片思い」のみを扱った本を読みがちです。でも、恋愛って、成就したその後もうまく行くことが大切ですよね。複数の本を読むことで、「関係を長続きさせるには」「結婚するには」「復縁するには」など、「恋愛」においてのプロセスを一覧することができます。
いざその時に直面した時にまた本を1冊買って…というのでは、心に余裕がなくなってしまいます。今の自分には関係ないと思っていることでも、全体を把握しておくと心構えができるのです。
飽きたり、合わないと思ったら別の本を読むことができる
先生が違うと、同じ教科でも理解しやすい、という経験はありませんか? それは、やる気の問題や理解の早い遅いではなく、「理解の仕方」が異なるからです。
同じ本質を書いている人でも、平易な言葉で実体験を交えながら書いたものの方が理解しやすい人、逆に、論理的に理詰めで説明された方が納得が行く人、いろんな人がいます。複数の著者が書いた本を読むことで、自分に合う説明をしてくれる著者を見極めることができます。
メリットを見てきましたが、次に「同じジャンルの本を5冊以上読む」ことのデメリットを見ていきましょう。
同じジャンルの本を5冊以上読むデメリットは?
主に、3つのデメリットが挙げられます。
- 本を探すのが難しい
- 読むのに時間がかかる
- お金がかかる
- 色々な意見に振り回されてしまう
次に、この3つのデメリットをどのようにして解消するか、考えてみます。
デメリットを解消するには?
本を探すのが難しい→(それなら)「キーワード検索の連鎖」で効率的に探しましょう!
知っているジャンルならまだしも、これから知るジャンルの本って、どうやって探せばいいか分からないですよね。以下の方法なら、少しずつジャンルに関係するキーワードを知っていくことができ、検索もラクになります。
名付けて、「キーワード検索の連鎖」です!
- そのジャンルの名前そのもので検索します。
- 出てきた本のあらすじや概要を読みます。
- 2で出てきたさらに細かいキーワードで再度検索します。
- 2〜3を繰り返します。
最初の検索では、例えば、「貯金」や「ダイエット」、「恋愛」などを検索します。気になった本はそのまま中身を読んで、出てきたキーワードを再検索するのもヨシ。
ポイントは、「関連するキーワードを知識として蓄えていくこと」です。
例えば、貯金なら、「ふるさと納税」「積立NISA」「副業」、ダイエットなら「筋トレ」「ボディメイク」、恋愛なら「片思い」「復縁」などですね。
知識を得ることも大切ですが、このステップを経ることで、何をすればいいか、または目標が明確になります。
検索して一緒におすすめされていた本を読んでもいいですし、同じ著者の本に手を出してみるのもアリです。
お金がかかる→(それなら)図書館やKindle Unlimitedを利用しましょう!
でも、どんどん買っていくとお金が心配…。そんなことはありませんか?
解決するには、2つの方法があります。
1つ目は、図書館で借りること。カーリルなら、複数の図書館から横断検索できるので、使ってみるのもオススメです。(普段使っている図書館をお気に入り登録してそこから探すこともできます!)
→カーリルの活用法については、また後日書きます。
2つ目は、Kindle Unlimitedを利用することです。端的に言うと、amazonが発行している1部の電子書籍が読み放題になるサービスです。私も最初は恐る恐る始めたのですが、本当に便利です。
私は今まで買っていた分を読み放題で読むようになって、一ヶ月あたり3万円分近くの本を、サービスの範囲内(月¥1, 000程度)で読んでいます。(単価が高い単行本などもあるので)。アニメ化などで読み放題対象になるマンガなどの話題作もあるので、ちょくちょくのぞいてみるのも楽しいです。
※特にこれから自己啓発本を読まれる方は加入して損はないサービスです。少し前に書店にあった本などもあってびっくりします。自己啓発本って買うと結構高いけど内容は似たり寄ったりなものも多いので…。
私は、以上の二つを併用しています。まず図書館かKindle Unlimitedで探して、「これ好きだな」と思った本は買うようにしています。有益な本を書いている方は、売り上げで応援する→もっと有益な本が出る! という考え方です。これも、将来的な投資になるのです。
実は、Kindle Unlimitedで読んでも、読んだページ数の累計で作者さんにお金が入るみたいなので、どんどん読むことをオススメします。
読むのに時間がかかる→(それなら)全部を順番に読む必要はないと決めましょう!
5冊以上用意したはいいものの、読書に慣れていないと、結構大変ですよね。
でも大丈夫! 「全部を順番に読む必要はない」と決めてしまいましょう!
真面目な方は、買ったのに全部読まないのは勿体無い、と思ってしまいます。でも、「全部最初から読まないといけない」と思ってしまうと、プレッシャーになって、読みたくなくなります。時間もかかってしまいます。
「開いたところから読んでみる」「目次を読んで、気になったキーワードがある章だけ読んでみる」とハードルを下げていくこと。
あとは、「内容を完璧に覚えている必要はない」です。本当に大切なことは、案外覚えています。不安な方は、ページ数と簡単なメモを残しておくのも◎。
色々な意見に振り回されてしまう→(それなら)簡単な比較表を作ってみましょう!
この本ではこう言っていたけど、この本ではこうだった…。一体どちらを信じればいいんだ!?
比較して、自分に合ったやり方をいいとこ取りしちゃいましょう。1つの目的にたどり着くのに、完璧な正解はないんです。東京から大阪へ行くのにも、新幹線、飛行機、はたまた青春18切符で行くもよし。
Aのやり方はこういうメリットがあって、でもデメリットはこう。そしてBは…と比較しておくと、いざ選ぶときにラクです。完璧な表を目指すのではなく、ゆるーく頭の整理ぐらいで留めておきましょう。
本格的にやりたい!という方は、読書猿さんのコンテンツ・マトリクスがオススメです。
【一行読書猿】
卒論とか支援週間複数の文献を一望化し横断的読みを実装するコンテンツ・マトリクスという方法 http://t.co/mkJfqqR07e
論文のようにフォーマットが揃ってない文献/資料向け。 pic.twitter.com/Se2JmUBqDt
— 読書猿『問題解決大全』『アイデア大全』 (@kurubushi_rm) October 26, 2014
まとめ
この記事で、少しでも、独学で新しいジャンルを勉強するときのハードルを下げられたら幸いです。
私も、この方法を使って、写真撮影のテクニック本を数冊読んでいるところです。
iPhone11proにも機種変更したし、独学で得た知識を利用して撮りまくりたいと思います!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
一緒に勉強楽しみましょう!