
こんにちは、無知の知晴れのアヲノ旗(@awonohata)です。
実は、先日、初めてニューイヤーコンサートなるものに足を運びました。
周りの席の方は、ご年配の方やご家族連れの方が多かったです。
チラと聞こえてくる会話が、きっと、こういう文化に慣れ親しんできた方々なんだろうなあと羨ましく思いました。
コンサートなどに慣れていないため、今はまだ理解していない魅力があるんだろうなと思いつつ、大好きな「ラプソディ・イン・ブルー」を楽しみに来たのでした。
目次
【「東京文化会館《響の森》Vol.45 ニューイヤーコンサート2020」の概要】
開催日:2020年1月3日(金)15:00開演
場所:東京文化会館 大ホール
指揮:外山雄三
ピアノ:横山幸雄
管弦楽:東京都交響楽団
【「東京文化会館《響の森》Vol.45 ニューイヤーコンサート2020」プログラム(曲目)】
※曲の詳細は、入場の際に配られたパンフレットを参考にしています。
近衛秀麿(編曲):越天楽
編曲者は、日本人指揮者の近衛秀麿さんとその弟でホルン奏者兼詩人の近衛直麿さんです。
日本古来の曲を西洋楽器のオーケストラに編曲って、コンセプトが面白いですね。
出だしからなんともお正月らしい響きでした。
プログラムを見ながら、「越天楽今様」って昔音楽で習ったよなあと思い出せて嬉しかったです。
やっぱり、教育って大事ですね。
ちなみに「越天楽今様」は、越天楽に歌詞をつけたものだとか。
バルトーク:ルーマニア民族舞曲 Sz.68
バルトークがトランシルヴァニア地方で収集した民俗音楽の中から6曲をピアノ用に編曲したものだそうです。
彼は、若い時からハンガリーをはじめとする東欧の民俗音楽を広く収集・研究したんだとか。
6曲の内訳は、
「ジョク・クバータ(棒踊り)」
「ブラウル(腰帯踊り)」
「ぺ・ロック(足踏み踊り)」
「ブチュメアーナ(ブチュム(人)の踊り<ホーンパイプ踊り>)」
「ルーマニアのポルカ」
「マルンツェル(急速な踊り)」
※ポルカ(Polca)…早い2拍子のリズムが特徴な、チェコの民族舞曲。
最初の曲、ファイアーエムブレムで流れてそうじゃん!とか思ってごめんなさい笑
「マルンツェル(急速な踊り)」が一番好きでした。
何より聞き覚えがあると、親近感わきますよね。
ワクワクさせてくれる音楽です。
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ調 S.124/R.455
ピアノの演奏技巧・伝統的な協奏曲のスタイルから外れた斬新な作風の二本立てとなっています。
4つの楽章に分かれていますが、主題が変容しながらも全曲が一体になっているところが魅力なんだとか。
最初の構想は1832年頃で、決定稿が作られたのは、1856年。
およそ24年という長い年月が費やされたんですね。
最初のワンストロークで心を鷲掴みにして、その後のピアノ(指の動きどうなってるの!?)がすごかったです。
ダダダっと雄々しく来たかと思えばしっとり弾いたり。
右側の席だったので、ピアノ奏者の手元が見えなかったのは残念ですが、音だけでもすごいことが起こっているんだろうなというのは容易に想像がつきました。
ところどころ、FF4のテーマ曲に似ている部分があって、おお、となりました。
ゲームテーマのコンサートもあるので、いつか参加してみたいですね。
思い入れがある曲だと鳥肌立ちっぱなしになりそうですが。
休憩
20分くらいだったかな?
席の前が狭すぎて通るのが大変そうでした。
せめて映画館ぐらいあると思ってたけど、収容人数とか考えると難しいのかなあ。
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
その方向性へ向かわせたきっかけとなった作品だそうです。
来たーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
開演前の少しの練習?時間に、聞き覚えのあるフレーズが聞こえてきて、いやが応にも高まるテンション。
曲が始まった瞬間に、気づいたら涙が出ていました。
どれだけ楽しみにしてたんだよ笑
ディズニーの音楽アニメーション映画「ファンタジア2000」で幾度となく繰り返し見たせいか、メロディだけで場面が浮かびました。
「ファンタジア2000」とは、既存のオーケストラ曲に、後付けでアニメーションをつけるという画期的な映画の第2作目です。
8曲のうち、3番目の曲である「ラプソディ・イン・ブルー」が好きです。
ニューヨークに住む人々を描いた作品。
スケートリンクのシーンで、満たされない人々の夢が溢れ出てくるところが好き。
そして、関わることのなかった人々の運命が交差して、結果的にみんなの夢が叶えられて大団円、というプロットが本当に最高なんですよね。
ファンタジア2000は、曲が切り替わる時にミッキーが指揮者に呼びかける時の「ストコフスキーさぁん!」がめちゃくちゃ可愛いので吹き替えもオススメです。
ミッキー、君ってば本当可愛いな。
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
ハンガリーのロマ(ジプシー)の音楽と旋律、そしてピアノ技巧が特徴的な作品です。
途中のピアノどうなってるん!!?って感じで、ピアニストって改めてすごいなあと思わせる曲でした。
外山雄三:管弦楽のためのラプソディー
指揮者かつ作曲家である外山雄三さんの代表作。
日本の民謡を取り入れているのが特徴です。
含まれているのは、「手鞠歌(「あんたがたどこさ」っぽかった)」「ソーラン節」「信濃追分」「八木節」。
拍子木やウチワ太鼓、締太鼓、キン、チャンチキなどの日本の打楽器が使われていることも特徴です。
※拍子木…拍子を取るための楽器。歌舞伎とかでカン、カンカンカン、と鳴っているやつ。
※締太鼓…両側の皮面の縁をひもで結び、胴にしめつけたもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
※キン(磬)…読経のとき、桴(ばち)で打ち鳴らす仏具。(出典:精選版 日本国語大辞典)
※チャンチキ…
[副]鉦(かね)などを打ち鳴らす音を表す語。ちゃんちきちん。
[名]摺鉦(すりがね)のこと。ちゃんぎり。(出典:デジタル大辞泉)
チャンチキおけさって聞いたことあるな〜。
作曲家自ら、代表作を指揮しているのを聴けたのって、改めて考えるととても貴重な体験だったのでは!?
九州出身としては、「あんたがたどこさ」が最初に出てきたのが嬉しかったです。
線香立ててお参りするときの鐘のポーンポーンって音で、会場の笑いを誘っていたのが印象深かったです。
仏教用具っていうイメージが強いから、日本人にはシュールに聞こえるんですかね笑
【「東京文化会館《響の森》Vol.45 ニューイヤーコンサート2020」アンコール曲】
リスト:愛の夢(ノクターン)第3番 変イ長調
実は、原曲にはとても情熱的な歌詞があるんだとか。
確か、「リスト:ハンガリー狂詩曲第2番」の前に演奏していたような。
記憶が曖昧です。
これ聞いたことある、ノクターンよな!?
プログラムに載っていなかったので、コンサートが終わった後に確認して、合っていたことにホッとしました。
超絶有名な曲ですね。
【まとめ】
曲が終わるたびに、指揮の外山さんと、ピアノ演奏の横山さんが「お先にどうぞ」を身振りでやって、お二人が出たり戻ったりして会場が笑いに包まれていたのが面白かったです。
ダチョウ倶楽部的な笑
おかげで拍手が長かったです。
ずっと全力で拍手していたので手が結構辛かった笑
きっと、コンサートの作法とか流れが分かっているともっとわかるんだろうなあ。
今年はもっと積極的にコンサートなど、行ったことのない場所に足を運んでみたいです。
国立西洋美術館でマルチケースも買ったことだし!
あと、会場内意外と寒かったので、しっかり着込んでいて良かったです。
オペラグラス?を使っている人もいて勉強になりました。
新聞で広告を見て、思い切ってとったチケットだったけど、良い経験になりました〜!
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