
こんにちは、無知の知晴れのアヲノ旗(@awonohata)です。
この記事では、角田陽一郎著『人生が変わるすごい地理』をご紹介します。
実はこの本、一度書店で見て手持ちがなくてスルーしたのですが、行く書店行く書店で見かけるのでついつい買ってしまったものです。
良い本や、そのときの自分に必要な本って、一度スルーしてもなぜか何度も出会うんですよね笑
出版社さんや書店さんの企業努力でもあるのですが、やっぱりご縁があると思うと嬉しいです。
角田陽一郎の7冊目の新刊です!増刷!
『人生が変わるすごい「地理」 【学問】の力で働き方と生き方の【答え】が出る!』KADOKAWA刊#地理思考 を身につけて,人生をアップデートしよう!https://t.co/uUzv6Ci8Cd— 角田陽一郎/バラエティプロデューサー/文化資源学研究者 (@kakuichi41) January 12, 2020
そういえば、オリラジのあっちゃんの帯が目を引いたんですよね〜!
目次
【『人生が変わるすごい「地理」』を三行で表すと?】
- 「地理思考」= 先人の努力が集った結果であり、最強の人生指南本
- 「日本人ってなんだろう?」から始める15章構成
- 身近な地名や出来事の中にも、有名な史実や歴史が息づいていることを知る
【『人生が変わるすごい「地理」』を読むとどんな効果がある?】
- 知らない地名を見るとワクワクするようになる
- 物事を一歩引いた視点や裏側からとらえられるようになる
- 身近な地理や既知の事柄の裏側を深掘りしたくなる
- ブラタモリが無性に見たくなる
【『人生が変わるすごい「地理」』感想】
紙の本を手に取ると、少し分厚く感じますが、一章一章は10〜20ページ前後なので、軽く読めます!
一気に読む、とは考えずに、興味のあるテーマから一章ずつクリアしていく気持ちで読むといいかもしれません。
「淀川」を巡る話では、ここがこう繋がっているのか!と感銘を受けました。
「淀」というのは、三つの川が合流して「水が淀む」から。
そこから、「淀川」という名前が生まれ、そこに「淀城」が作られ、そこで出産した秀吉の側室茶々は、「淀殿」や「淀君」と呼ばれるようになったとか。
連鎖反応みたいですね。
ちなみにヨドバシカメラも、名称の由来は「淀」なんです。
より詳しくは、「06 逆算する視点を持つ」をお読みください♫
個人的には、著者とご両親の旅行が書かれたコラムがとても好きでした。
地理がお好きなお父上のうろ覚えの知識から導かれる、智の旅がとても素敵です。
「荒城の月」を巡った、二つの城の話は、とてもワクワクして読みました。
地理、高校時代に履修していましたが、暗記科目で面白くないものという印象がありました。
でも、完璧に覚えていなくても、そこから調べていけばいいんだ、と再発見しました。
知識を蓄えることだけに注視するのではなく、むしろ、違和感を覚えたり、「調べよう」という気持ちを持つことこそが大切なんだなと思いました。
そしてそれは、本書の中で通して主張されていることでもあります。
まさに、「人生はすべてロケとロケハン」なんですね。
また、「地理」は漠然と遠い土地のことを知るだけでなく、身近なテーマを解決する素材や事例集でもあるのかなと思いました。
【『人生が変わるすごい「地理」』まとめ】
私は教養コンプレックスなので、地理や歴史は畏まらず、もっと肩の力を抜いて楽しんでいいんだ、とホッとさせてくれる本でした。
「地理」を勉強し直したいけど、どこから手をつければいいのか分からない方にオススメです!
【『人生が変わるすごい「地理」』の顔見知り本リスト】
※顔見知り本とは…読み終えた本の中でちらっと紹介されている本。タイトルだけは知っている。だけど中身は知らない。そんな本を指す造語です。いつか「知り合い」本になるように、リストアップしています。
- 角田陽一郎『13の未来地図』
- 角田陽一郎『運の技術』
- 角田陽一郎『最速で身につく世界史』
- 麻生川静男『資治通鑑に学ぶリーダー論』
- アルビン・トフラー『第三の波』
- 鴨長明『方丈記』
- 井上靖『淀どの日記』
- 川村善之『日本の町並み集落1300』
- 井原西鶴『日本永代蔵』
- 伊能忠敬『大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)』
- 権田雅幸『権田地理B講義の実況中継』
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