
ビジネスの基礎としての数字の扱い方を教えてくれる本
仕事に必要なのはわかっているけれども、数字が苦手だ…! という私のような方にこそ読んでもらいたい本。カンマで区切られた大きな数字の読み方から始めるので、ハードルが低く設定されています。
世界各国のGDPや、日本経済の地域格差、どれだけあるか分かりますか? 例えば、東京の同月の平均気温や降水量を知っていれば、旅行先の数値と比べることで、どういった気候なのか想像しやすいですよね。大きすぎる数字だと、実感が湧きませんが、「基準」を把握しておくことで、数字をぐっと身近に引き寄せられるようになります。
「ポイントは3つにまとめよう」というのが、一番すぐに実践できるのではないかなと思いました。
例えば、この本を読むべき理由として、
- 数字の扱い方を知ることで、経営者目線を培い、商談に大切な軸を把握できる
- ビジネス原則を知っておくと、細やかなフォローができる
- 具体的な数字を挙げると、相手に理解してもらいやすい
などが挙げられます。こんな風に、使うことができるんですね。

今回は、山本峻平著『商談・会議・雑談でなぜか一目置かれる人が知っている「数字」のコツ』(あさ出版)について書きました。