
鉄道について詳しくなったら、地理の勉強ももっと楽しくなるかも、と思い、手に取りました。
「ドボジョの会(一般社団法人土木技術者女性の会)」の協力で刊行されている「ドボジョママに聞く土木の世界」シリーズ第三期の第3巻です。
全十巻のうちの一冊となります。他にもダムやトンネル、はたまた地下都市まで扱っているので、一冊気に入ったらシリーズで揃えるのも面白いかも。
鉄道にまつわる場所として挙げられていた青函トンネル、大井川鉄道、楽しそう! 行って見たいなあという気持ちになりました。また、新幹線の路線を検査する「ドクターイエロー」など、初めて知ることばかりでした。知ることで、旅行や普段何気なく目にしている光景への興味が沸くのもいいですね。
「仮線施工」「別線施工」「直下施工」という線路の移設方法も紹介されていて面白い。理屈を知っていれば、今建設中や検討されている計画も「この方法かな」と考えられるので、ぐっと身近に感じられるなと思いました。
巻末に参考文献もしっかりと記されているので、一歩深く進んだ内容を知りたい場合は、そちらを参照するといいかと思います。

今回は、福手 勤/監修、一般社団法人 土木技術者女性の会/制作協力『鉄道のたんけん ドボジョママに聞く土木の世界 第三期』(星の環会)について書きました。