
【成功者のエッセンス、気づいた人から神様は微笑む】
ええか。世の中にはな、『いつか叶ったらええねんけど』という、あやふやな期限の中で『叶わぬ思い』に浸っている輩が、ぎょーさんおるっちゅうこっちゃ。
ーストーリー⑤ リミットの神様 より
土曜の朝から二日酔い。カバンもなくすし踏んだり蹴ったり。
仕事もプライベートもうだつの上がらない主人公、海野。
8人の神様の教えを通したストーリーが、彼を成功へと導いていきます。
神様というと、一見スピリチュアルな話に聞こえるかもしれませんが、この本では、具体的な行動について書かれています。
私が1番好きなのは、もちろん「モーニングの神様」。
早起きの効能はいろんな自己啓発書で取り上げられています。
半年前から具体的に実践していて、目に見えて効果がありました。
まず、夜の行動が変わります。ダラダラとTwitterを眺めている時間が短くなり、よく睡眠をとるようになる。
体力が回復できることで、翌朝元気になり、運動や資格試験の勉強、読書など、自分のためになるようなことをする時間が増えました。
気になったのは、「アクションの神様」と「リミットの神様」。
「アクションの神様」では、主人公たちは献血に行くのですが、ここでは、「自分さえよければそれでいい」という考え方を改め、社会貢献に目覚めていく流れが描かれています。
社会貢献、前々から気になっていたので、今度やってみようかなと思いました。
「リミットの神様」では、夢や目標に「期限」を設けること。自分の人生に期限が迫っていることを意識する。
たったそれだけのことですが、行動や思考にメリハリがつけることができるのです。
確かに、資格試験の勉強も、受検日を決めることでダラダラしないな、とふに落ちました。
ストーリーを楽しみながら、成功者の考え方のコツを知ることができます。
『夢をかなえるゾウ』が好きなら、このテイストにハマること間違いなしです。
堅苦しいビジネス書や自己啓発本を読むのは苦手、だけど小説なら好き、という方にオススメです。
今回は、早川勝著『強運の神様は朝が好き』 (祥伝社黄金文庫)について書きました。