
NetGalleyで読んだ本 21〜30冊目
(読んだ冊数をわかりやすくするため、読んだ順から降順で書いています)
30冊達成!
- 【30冊目】小田 全宏著『頭がいい人の脳の使い方』(あさ出版)
- 【29冊目】為末 大著『Winning Alone(ウィニング・アローン) 自己理解のパフォーマンス論』(プレジデント社)
- 【28冊目】美崎 栄一郎著『脱ムダ、損、残念! 今度こそ、やめる技術』(あさ出版)
- 【27冊目】監修/寺本 潔『ポプラディア プラス 日本の地理 2 関東地方』(ポプラ社)
- 【26冊目】出口 弘親著『すごい工場
売上右肩上がり! 有休取得率95%! 新卒採用も楽々!』(あさ出版) - 【25冊目】河合雅司著『「2020」後―新しい日本の話をしよう』(講談社)
- 【24冊目】三宅香帆著『人生を狂わす名著50』(ライツ社)
- 【23冊目】原 琴乃作『わたしがかわる みらいもかわる SDGs はじめのいっぽ』(東洋館出版社)
- 【22冊目】ケリー&ザック・ウィーナースミス著『いつになったら宇宙エレベーターで月に行けて、 3Dプリンターで臓器が作れるんだい!?
気になる最先端テクノロジー10のゆくえ』(科学同人) - 【21冊目】坂東 眞理子著『「自分」を生きる ~上手に生きるより潔く~』(あさ出版)
2020/05/30
各都道府県の「じまん」や魅力を余すところなく網羅した図鑑。
子供の頃からこういう本に親しんでおけば、勉強ももっと楽しかったのかなあと思いました。親子向けですが、大人でも楽しめる本だと思います。地理の学び直しの第一歩にも。
工業についてのページで、行ったことのある場所が取り上げられていて面白かったです。地理的な理由も解説されていて、親切でした。地図と一緒に付いていると、分かりやすいですね。
自分が住んでいるところについて調べるときだけでなく、旅行の前後にも開いてみたい本だと思いました。漢字にはルビが振ってあるので、お子さんが一人で読むときも安心だと思います。

2020/05/30
設備投資と、それを生かす制度整備の成功事例
「すごい」工場という題名を見て、真っ先に思い浮かんだのは、高度な技術を使った、最新鋭の工場だった。すなわち、よくある工場見学系の本かなと思っていたのだ。
だが、本書を読み進めれば、その工場の「すごい」ところは、技術だけではないことに気づかされる。
著者は「すごい」理由を、4つの領域に分けて考えている。4つの詳細は本文を参照いただくとして、その中でも、「生産性」を重視した取り組みが印象に残った。
特に、社員同士のコミュニケーションに、エマジェネティックスという、人の思考や行動特性を見える化したツールを使っている点に驚かされた。同じ指導を受けても、一人一人受け取り方は異なる。そんな当たり前のことでも、今の社会ではあまり意識されていないように思う。「違い」を理解し、特性を活かし合う考え方がもっと広がって欲しいと感じた。
また、自分自身がメーカー勤務で、一時期研修で工場に身をおいていたことがあるので、自分ごととして楽しむことができた。勤めている会社の取り組みと比較して、こういう意図があったのか、と気づかされる点も多かった。
設備投資だけでなく、それを活かすためのルールや制度の見直しが重要なのだと気付かされた。

2020/05/28
人口減少が問題と聞くけど、結局具体的にどういう影響があって、どうすりゃいいのさ?
この本は、人口減少によって起こる問題と課題について、丁寧に答えてくれる本です。
導入部分の年表で、具体的にどういうことが問題になっていくのかをリストアップされているため、身近な問題が把握しやすかったです。特に「トラックドライバー不足で荷物が届かなくなる」は、今の状況下でも危ういというのに…という暗い気持ちになりました。
でも、暗い気持ちになるだけでは、意味がありません。だからこそ、時代の変化に対応していくためにこれからどうするべきか、の考え方がテーマの本かなと思いました。

将来について漠然と不安を抱えている人にこそ、心強く応えてくれる本だと思います。
2020/05/28
一番読みたい本はなにかなーと探すような軽い気持ちで読んでいたのですが、気付いたら数冊お買い上げしていました。
恐るべし、言葉の魔力。そして、本の虫の堪え性のなさと財布の紐の緩みっぷり。
でも、そんなときには、太宰の短編「ヴィヨンの妻」から、この名台詞を取り出そう。
「非人非でもいいじゃないの。私たちは、生きてさえすればいいのよ」
そう、結局は読まないと(精神が)死ぬのだから、書籍費もエンゲル係数の中に計上する人生があってもいいと思う。
本を読みまくっている京都大学大学院生のブックリスト。タイトルには50とあるが、プラスαで3冊ずつ「次に読む本」が付されているので、実質には200冊ものブックレビューが収録されている。オトク!
『百日紅』が一番読みたいなと思いました。アニメ版のニュースを見てなんとなく知った気でいましたが、原作は漫画なんですね。「心中屋」、稼ぎどころって、本当にいろんなところにあるんだなあ。
紹介文が軽やかで身近に感じるせいか、今まで食わず嫌いだった作品に手を出すことができて嬉しいです。

読破挑戦中です!
2020/05/27
最近よく聞くけど、「SDGs」って、なに?
大人でも、SDGsについて満足に答えられるような人は少ないと思います。
本書は、可愛いイラストで「SDGs」を学べる入門本です。
身近な事柄から説明しているので、低学年の小学生にも、自分ごととして感じることができるのではないでしょうか。ただ、もっと詳しく知りたい時には、さらに別の本が必要になります。参考文献のリストや、もしくは同じテイストで、対象年齢にバリエーションを持たせたシリーズが欲しいなと思いました。

2020/05/27
「オタクの誇りを持つ者が勝負の最前線に立たされたのだ」
上の題は、本文中からの引用ですが、本書のキモはここに集約されているといっても過言ではありません。
軽妙な語り口を駆使しながら、10のテーマに切り分けた、最新の科学技術の世界に誘ってくれます。
シットコム風のリード文の言い回しが好きです。
科学オタクの著者夫婦という、信頼の厚い布陣。しかも、夫のザック氏は漫画家で、本書でもイラストを担当しています。
表題の「宇宙」に関する章では、少し専門的な単語が多いので、最初は少し敬遠してしまうかもしれません。
そんな時は、目次に一旦戻ることをオススメします。
順番でもいいのですが、副題が面白そうな章から読み進めましょう。副題にも漏れなく、著者のお茶目さが表れています。 特に「新しい肝臓がすぐに印刷できるのに、どうしてマルガリータ7杯でやめちゃうわけ?」というのがツボでした。
もうすぐ実現できそうなものだけでなく、実現が難しそうなものも併せて紹介しているのも興味深いです。

2020/05/26
昭和女子大学理事長が語る、強い志を持って生きる方法とは?
著者が優しく語りかけてくれるような文に、とても好感を持ちました。ほっと一息ついて人生のことを考えたいとき、そばに寄り添っていて欲しい本です。
文中で、アメリカの女優、シャーリー・マックレーン主演の映画について言及されています。それを読んで、スウェーデンの発明家、アルフレッド・ノーベルの有名な逸話を思い出しました。その映画の主人公は、とある意外なことがきっかけで、自分の人生をどんなものにしていきたいのか、考え始めます。どんなきっかけかは、本文を読んでのお楽しみに。
引き寄せの法則や人間関係本などにも通じる要素があると思います。アメリカの詩人、ロバート・フロストの「選ばなかった道」など、古今東西の文学や著名人を引用されています。著者が今まで積み重ねてきた経験や知識が文章にあふれていて、そちらも読んでみたいな、という気持ちになります。
優しいだけでなく、時には読む人の気持ちを鼓舞するような考え方も散りばめられています。

この記事では、私がNetGalleyで読んだ本 21〜30冊目までをご紹介します。
そもそもNetGalleyって? という方はこちらの記事をどうぞ
【達成!】目指せ50レビュー! NetGalleyで読んだ本2020
1月 22, 2020