【本は「買う」べき? 「借りる」べき?】
僕は、ずっと図書館派でした。…しかし東大に入って、「買う」派に変わりました。どんなに高くても、たとえ無料で借りられるとしても、本は購入した方が断然いいということを思い知ったからです。
(本文 より)
現役東大生が書く、東大生の読書本。
東大生って、自頭がいいから本もスラスラ読んじゃうんじゃないの? と言った思い込みを打ち砕いてくれます。
冒頭で紹介したのも、その一つ。
自分の少ない予算で買うよりも、図書館の方がたくさんのジャンルを借りられるし、書店に並んでいない、少し前の有益な本にも触れられるから良さそうですが、違うんだとか。
確かに、セミナーや教科書などは、自分のお金を使った方が、勉強に身が入ると言うしなーと思いました。
反論としては、「それって、教育にお金をかけるだけの余裕があるからこそできることなのでは…」と思ってしまいました。
買っても読まない時もあるし。
断捨離にハマってしまった身としてはちょっと納得がいかないところでした。
ただ、こういう、本で述べられたことと自分の思考を戦わせるのは本を読まないとできないことだし、それが面白いかも。
本書でも、書評を書いたり、感想を述べ合うことで、視野を広げることができるという点に言及しています。
今この書評を書いているのも、この意見に触発されたからです笑
勉強へのライトノベルの効能や、書評や感想を書くことの意義など、真面目な「読み方」だけでなく、
読んだ内容をどう活かすかに重点が置かれているなと思いました。
自分の今の読み方って、どうなんだろう? と思った時や、新しい読書法にチャレンジしてみたい時に手にとって欲しい本です。